コロナ禍の秋葉原
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除された秋葉原。人々は行きかっているのになぜか街並みが静かに感じます。よくよく周りを見ているとコロナ禍以前、開いていた店が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置以降そのまま閉店してしまう店が多数あります。場合によっては、ビル1棟丸ごとテナント募集中となっているケースも。元々秋葉原では、閉店と開店のサイクルが早い場所でしたが、すぐに次のテナントが入っていたので空きテナントが目立つというのはありませんでした。
街並み
一時期に比べると明らかに人が戻ってきていますが、各種イベントや各店舗でのセールなどがほとんど行われていないため、１つの店舗内の人口密度が低く活気はあまり感じされません。ジャンク通りでは閉店している店も多く、路上にいるはずのメイドさんやコンカフェのキャストさんの呼び込みが少なくなっています。接客業には厳しい状況です。
駅前広場
ラジオ会館前
ジャンク通り（その１）
ジャンク通り（その２）
住友不動産秋葉原ビル
土日は１Fでイベントを行っていることが多くいつも人だかりができていましたが、コロナ禍以降はまったくイベントが開催されていません。
中央通り（その１）
中央通り（その２）
中央通り（その３）
中央通り（その４）
中央通り（その５）
中央通り（その６）
中央通り（その７）
中央通り（その８）
閉店してしまった店舗（一部）
閉店している店があまりにも多いため、いくつか目立つところをご紹介します。
マツモトキヨシ アキバ電気街口店
JR秋葉原駅から最も近いマツモトキヨシがあった場所です。ここ数年、秋葉原では外国人観光客の爆買いによる需要を取り込むために、ドラックストアがたくさんできていました。こちらの場所ですが、マツモトキヨシができる以前は、「宝田無線電機 免税商店」があり、消費税の免税制度を悪用したことで、不正な還付申告を指摘され、約100億円を追徴税額されて倒産したといういわくつきの場所です。
アリトル（タピオカ店）
ブームが落ち着いたのと同時にコロナ禍の二重苦で一番影響が大きかったタピオカ店。
ボークス秋葉原ホビー天国1
2021年5月16日（日）に閉店しましたが、近くに「ボークス秋葉原ホビー天国2」がオープンしました。
もんきーねっと 秋葉原店（ネットカフェ）
リーズナブルな価格で人気のあったネットカフェです。お菓子がセルフで食べ放題となっていました。中にビデオショップもありましたが、同じ系列店だったためネットカフェの閉店と同時にすべて撤退となっています。
「アドアーズ秋葉原店」「カラオケアドアーズ秋葉原店」
2012年から営業していたアミューズメントビルです。1～2階が「ゲームセンター」、3～10階が「カラオケ」となっており、ビルの上には「カラオケ」という赤い目立つ看板がありました。
コミックとらのあな秋葉原店B
とらのあな秋葉原店Bは、テナントの契約期間満了のため 2021年4月6日（火）に閉店となっています。とらのあなは、コロナ禍の中においてかなりのハイペースで店舗が閉店しています。近年店舗利用者が減り通信販売にシフトしてるのが原因のようです。
コロナ禍の中で開店した店舗
ボークス秋葉原ホビー天国2
秋葉原駅前の「ボークス秋葉原ホビー天国1」の閉店後に新しくできた店舗です。1階から7階すべてのフロアが「ボークス秋葉原」となっており、各種イベントの開催やさまざなまホビーが手に入ります。
オリンピック外神田店
神田明神通り沿いに、ディスカウント ストア「オリンピック外神田店」がオープンしていました。食料品の他、日用品も充実しています。
外国人観光客の現状
秋葉原は外国人観光客が多いことでも有名ですが、コロナ禍以降秋葉原に訪れていた外国人観光客の姿はぱったりと途絶えてしました。秋葉原は日本を訪れる外国人観光客に人気スポットとなっており、その中でも特に中国人環境客で似ぎあう場所でした。現在の日本は海外から入国者に対して規制が厳しいため、インバウンドバブルの崩壊状態です。免税店など外国人観光客向けの商売を行っているところは、今後も厳しい状況が続くと思います。
